ストロークゲインドとは?上達に繋がる新たな指標🌟
こんにちは😊
北野コンドルゴルフクラブです⛳️
急に寒さがカレンダーに追いついてきましたね🥶
街を見ても厚手のコートやダウンを着ている方が
この数週間で急激に増えました🧥
年末まで忙しくされている方が増える時期ですが
体調を崩さないようご自愛ください🍀
さて、当店では最近、トラックマンのアップデートが入り
グラフィックが鮮明になったり新しいコースやゲームが追加されたりと
様々な機能が追加され、かなり大きく変わりました⛳️
その中でも、ストロークゲインドという
ゴルフの経験が長い方でもあまり耳慣れないであろう
指標が一部機能で表示されるようになりました✨
ということで今回は、その「ストロークゲインド」について
詳しく解説いたします◎
少しマニアックな情報ですが、これが解ればPGAツアー中継が
もっと楽しくなるので、ぜひチェックしてみて下さい☝️
自分のスコアアップに繋がるヒントもあるかもしれません🤭
PGAツアーでは2015年のプレーオフシリーズから
「ストロークゲインドティートゥグリーン」と「トータルストロークゲインド」が
公式スタッツとして採用されることになりました。
これまでツアーでは、ある選手のショットがどれだけ良い状態かを知りたい場合
「フェアウェイキープ率」や「パーオン率」を見るしかありませんでした😖
正確なショットを打てる選手は「フェアウェイキープ率」が高く
「パーオン率」が高いはずです。
しかし2013年シーズンの「フェアウェイキープ率」や「パーオン率」の
順位表を見てみても、昨年賞金王になったタイガー・ウッズや
当時の世界ランク1位のアダム・スコットの名前が見当たりません。
スコアメイクを決定付けると言われる「トータルパッティング」を見てみても、
2人の名前はありません👀
それもそのはず、ウッズもスコットもメジャー大会など
タフなコンディションで戦わなければならない試合ばかりの
16試合ずつしか出場していません。
フェアウェイは狭くグリーンは硬いコースばかりでプレイしているので
「フェアウェイヒット率」や「パーオン率」はどうしても低くなります💡
速いグリーンばかりなので「トータルパッティング」も当然良い数字が出ません😣
これでは本当にゴルフが上手な選手が誰なのかわかりません。
そこで《実際のストローク数》ではなく《他の選手とのストローク数比較》を
値にすれば、コースの難易度による不公平さが無くなるだろう、
ということで「ストロークゲインド」の概念が生まれました。
「ストローク ゲインド」とは?
ストロークゲインドの定義は
「あるコースで、選手がフィールドに対して何ストローク勝った(Gain)か、
もしくは劣った(Lost)かの値」。
先ずは以前より導入されている「ストロークゲインド パッティング」の
おさらいをしてみましょう🍀
「ストロークゲインドパッティング」とは
グリーン上でのパフォーマンスでどれだけストロークゲインしたか、
つまりはパッティングのスコアに対する貢献度を表す値となります。
ショットやパッティングはラウンド毎のデータが少なすぎるため
計算には昨年のデータが使われます。
昨年実績で、ある難易度のコースのある距離からのパットに
ツアー平均何ストロークかかったかを計算し、自分のパット数から引くことで
他の選手よりもどれだけ優位にスコアを作ることができたか明らかになります💡
例えば、2mのパットを決めるツアー平均ストローク数
(昨シーズン実績のコース難易度計算込み)が1.5だとします。
もしあなたがそのパットを1パットで決めたら
「ストロークゲインド」は+0.5となります。
2パットだと-0.5、3パットしたら-1.5となります。
「パットがどれだけスコアに貢献したか?」とよく言われますが
それはつまり、パットでどれだけ他の選手に勝てたか?ということになります。
《コースに勝つ》のではなく《他の選手に勝つ》というところがポイントです☝️
そうすることで難易度が同じくらいのグリーン上での
選手のパッティングの上手さが比較できるわけです😊
補足になりますが、グリーン上でウェッジを使って打った場合も
ストロークゲインドパッティングに反映されます。
グリーン上のあらゆるパフォーマンスがこのストロークゲインドパッティングの
データに影響します🥸
「トータル ストローク ゲインド」とは?
フィールドの1ラウンドの平均スコアと自分のスコアを比較し、
どれだけ勝っているか(ゲインド)負けているか(ロスト)を計算すると
トータルストロークゲインドが導きだされます👓
▽もし選手Aが68をマーク、選手Bが72をマークした場合
フィールドの平均スコアが70だとすると、
選手Aのトータルストロークゲインドは+2、つまり選手Aは
フィールドよりも2ストローク勝ったことになり、選手Bの
トータルストロークゲインドは-2で、
選手Bはフィールドよりも2ストローク劣ったことになります。
さて、選手Aはフィールド全体よりも2ストローク勝ったわけですが
その内訳はどうなっているでしょうか🤔?
「ストロークゲインド ティー トゥ グリーン」とは?
ティーショット、アイアンショット、アプローチ、パット、
これら全てを合計して、他の選手よりも何ストローク勝ったか?
それが「トータルストロークゲインド」でした。
「ストロークゲインド ティー トゥ グリーン」とは、
コースのグリーン面以外のあらゆる場所でのパフォーマンスにより
どれだけストロークゲインしたか、つまりショットのスコアに対する
貢献度を表す値となります。
計算方法は簡単です。
「トータルストロークゲインド」から「ストロークゲインド パッティング」を引いた値が
「ストロークゲインド ティー トゥ グリーン」になります。
先の例の選手Aの場合、勝った2ストロークのうち
「ストロークゲインド パッティング」(パットが役に立ったのは2ストロークのうちの
どれだけか)が1だとすると、「ストロークゲインド ティー トゥ グリーン」は
「2-1=1」となります。ティーショット、アイアンショット、アプローチショット等で
他の選手たちよりも1打稼いで、パットでもう1打稼いだことになります💐
現在の「ストロークゲインド」ランクは?
さて「ストロークゲインド」がかなり有効なデータを示してくれる
ということが分かりましたので、現在の
「ストロークゲインドティートゥグリーン」と「ストロークゲインドパッティング」の
ランキングを見てみましょう☝️
【ストロークゲインドティートゥグリーン ランキング】
1位 ローリー・マキロイ(平均1.993)
2位 セルヒオ・ガルシア(平均1.820)
3位 ジム・ヒューリック(平均1.684)
4位 ジャスティン・ローズ(平均1.505)
5位 アダム・スコット(平均1.503)
6位 松山英樹(平均1.474)
錚々たるショットメーカーの名前が並ぶ中、6位に松山英樹選手の名前があります👀
このデータは松山選手が世界有数のショットメーカーだということを証明しています✨
次に「ストロークゲインドパッティング」を見てみましょう。
【ストロークゲインドパッティング ランキング】
1位 グレアム・マクドウェル(平均0.886)
2位 アーロン・バデリー(平均0.873)
3位 グレッグ・チャーマーズ(平均0.855)
4位 マット・エブリー(平均0.735)
5位 フレディ・ヤコブソン(平均0.705)
——————————————————-
156位 松山英樹(平均-0.393)
ストロークゲインドティートゥグリーンのランキングと比較すると
ワールドランキング上位者があまりいないことがわかります。
ストロークゲインドティートゥグリーンで1位のマキロイは
平均.273でランク41位となっています。
また、松山は平均-0.308でランク151位。
いかにショットがスコアメイクに繋がっているかが解りますね💡
「ストローク ゲインド」という考え方、そしてその数字が意味するものとは?
ドライバーでフェアウェイキープした260Yのショットも、
セカンドで左にひっかけたアイアンショットも、
バンカーからのナイスアプローチも、難しい下りのスライスラインも、
スコア上では全て同じ一打です。
その同じ一打の中からスコアへの貢献度を振り返り、
どのショットがゲインしたのか、ロストしたのか、を考えていくと
上達の一歩となるかもしれませんね☺️
いかがでしたか?
こういった新たな指標が定められることで
より一層ゴルフを楽しめますよね🍀*゜
北野コンドルゴルフクラブのトラックマンでは
「パフォーマンスセンター」という項目から
確認することが出来るようになっています🏌️♂️
御自身のスキル上達の指標にぜひ、
ご来店の際は確認してみてくださいね❣️
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